7人のテニス難民。

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今日は冷えたね。雪も降ってたし。昨日のうちにダウン出しといて良かったよ。東京の冬は空気が悪くて寒い。もう流行らないけど防寒はL.L.Beanがいいね。浅草行きの通勤電車でビーンブーツのOLさんを何人か、見かけたよ。

理事長の部屋に寄せられた声にリプライする。


  1. 試合でエアケイをキメる46歳のシングルスプレーヤー
  2. 青春時代にやり残したトップスピンを探究し続ける元大学体育会の青年
  3. 練習では0-4で負けるが試合では6-4で常勝するベテラン
  4. 看護師免許を持ちナースのお仕事をするアラサー男子
  5. 日本が嫌いで日本語できない西洋人
  6. 海外生活が長く8年ぶりに帰国した浦島太郎なバブル世代の外資ウーマン
  7. 亀戸と亀有を間違えるゆとり世代の営業マン

カオスだ、と。

うーん。

聞きたいことは、わかる。

この7名は実在する人物で、実際に足立トップスピンで競技テニスの練習をするためだけに集まっている。

現地集合、現地解散。オンコートでの私たちは、親友だ。

上記1.〜7.のようなテニス選手は都内全域に点在すると想像するのは容易だが、このひとたちが集まって、オラオラ部活がやれてることが想像できない。

「それ、うまくいってるんですか? 」

ええ、もちろん。

みんなはとても仲が良いし、しっかり練習して全員レベルアップしました。

なぜうまくいっているのかというと、

理事長がみんなのめんどうを見ているからです。

英語ダイジョーブだったんですか、とか気にするひともいたが、理事長はフランス人と英文書面で法的な契約を結んだり争ったりするような仕事を普段からやってるので、テニスの約束ぐらいは容易い。いくら大人の部活といえどもお金と時間が絡むため、ミスコミュニケーションが起きなかったことに安堵している。

外国語に限らず言語は二次的なものなので、注意が必要だ。

語学は嫌いだが、自分のつとめだから、やる。

この7人のテニス難民はテニス難民用語を話すし、とても気持ちが贅沢で、常に渇いて、飢えている。

もともとテニスうまいんだから色々なサークルでテニスできるのに、

「真面目に練習したい。」

と、そこらじゅうのサークルテニスを蹴ってトップスピンに集まって練習に来る。

どれもこれも、テニス2年目でやっと肩が回るようになった初級者な理事長の球出し練習に乗っかり、真面目にスペインドリルをやる人たちである。

球出し練習が好きなのって、初心者か上級者だよな。

真面目に練習したい、と、彼ら彼女らは言うが、他のサークルの連中いったいどんだけ不真面目なんだ。

この7人が真面目だというなら理事長はクソ真面目である。

7人のテニス難民はそこらじゅうにいるが、

理事長は、ここにしか、いない。