頂点をきわめた男がボロボロになる姿。

「日記が人生を変える30の利点」

エコーズの辻仁成の日記を読んでるんだけど、時々すごく面白い日がある。

3回も離婚して、反省したんだそうだ。特に最後の離婚はひどかったから、辻仁成の評価ガタ落ち。よっぽど嫌な男なんだろうなと思っていたが、意外なことに子煩悩で面白い。

読んでみてね

感動したなーー

で、日記。

昨日、今日と、なぜか人生の中で最も厳しかった仕事内容は何だったか、という面白くない話題が家族の中で出た。

なにしろ長いあいだ某サムライ業の事務所に勤務していた経験から、スーパーブラック、一点の輝きもない真っ黒な経験が豊富だ。

中でも何が一番、嫌で大変な仕事だったかを思い出せる。

社長の直下で働くことが多いんですね、小さな事務所で個人経営でね。

社長が仕事できない人で、自分の嫌いな人をどんどんクビにしちゃうんだけど、「あの人をクビにしたいんだけど証拠集めをして文書化してくれ。」って頼まれるわけよ。

たぶん顧問の社労士からも止められたんだと思うわけ。社長が仕事できないから社員が労基に通報する。労基から指導が入る。いつか逮捕されるんじゃないか? ってぐらい。

んで、どんどんクビにして、しょっちゅう訴えられてるんだけど、麻痺してるから慰謝料払って終了。

あたしがやってたのは、だから、スーパー汚れ仕事。

人事ってさぁ、研修とか前向きなこともやってるけど、基本的に汚れ仕事だよね。

そんなに個人的な感情で人をクビにしてる姿を見てきて、「次は自分の番なんじゃないか? 」という気持ちもしたけど、もっと冷静に、逮捕されるんじゃないかという恐怖で、辞表出した。

さすがに社長も専務も最初は止めなかったけど、翌日から慰留攻撃が始まって、それはそれはキツかった。

「気持ちが冷めた。」という本心を言うのは辛かったが、完全に冷めた。気持ちが離れたら終わりだな。少人数で一緒に頑張ろうって気になれない。

関連会社の若手(当時)が、今も時々連絡を取り合う仲間なんだけど、当時は駆け出しで彼は優秀だったから、社長とよく対立していた。NさんとTさんがいて、ふたりとも昔の仕事仲間の中では大好きなほうに入る。

私が辞めたとき、Nさんからメールが来て、「むしろ逮捕されたほうが社長のためになるんじゃないか。」と書いてあった。

そのあと結局、Nさん本人も退職した。

「理事長さんへの対応が常軌を逸しており、会社への忠誠心が全くなくなりました。」

と、書いてあった。

「今はすごく厳しい上司で大変ですが、自分が日々、成長できていると感じることが出来るので、転職して良かったです。」

と、書いてあった。

新婚さんで奥さん妊娠中だったんだよ。転職されて不安定な毎日で嫌だったろうな。

成長意欲、高くて。働き方改革とか言ってたら、やれない仕事だよね。

まぁ、仕事の内容は面白いですから。自分が男だったら続けたんだろうな〜と思う。

なにしろ男社会じゃないですか。

女は女らしく、で良いと理事長は思っている。

無理しても幸福になれない。

そういう性格でもないし。


 

さて、日記を更新していなかった理由だけど、高橋大輔に夢中だったからではない。

 

先週、おかちゃんから受けた指摘とアドバイスを、何が言いたいかわからなかったことを、考えていたからだ。

自分からアドバイスないのかと詰め寄って聞いたのだから、教えてもらった以上、きちんと教わる義務がある。

わかって良かった。理解できて安心した。

かっつんが、「おかちゃんと理事長のやりとりは子供同士の会話だな。」と言った。

おかちゃんはテニスも上手いし、6年生ぐらい。

理事長は、3年生ぐらい。

だ、そう。

今日は寝起きで歯も磨かず顔も洗わず歯医者に行った。

予約の時間に遅れそうだったからだ。

もちろん化粧もしてないし、鼻水もたらしていた。

永遠の小学生たる所以である。

理事長が美人だからみんな騙されているが、内面は小僧である。

だから、テニスサークルの理事に向いている。

たまにテニスで人と上手くやれないバカがいるが、小学生以下っていうことだよ。

テニス好きな人なんて全員、小僧ですから。

頭が良くても小僧は小僧だ。

だから、テニスは楽しい。

童心に帰るというより、普段から内面小僧、だもんで。

ヌマタクンに昔、車の中でムッとされたことがある。

練習が上手く行って機嫌が良かったから、ヌマタクンが座っていた助手席のスーパースライドシートをリアから引っ張って遊んでいた。

いえーい、とか言って。

「やめてくださいよ、小僧ですか😤」

と。。。

運転していたかっつんが一言。

「毎日だから。」

と。

テニスサークルの理事なんて、ガキの使いやでー✨

 


さて、

おかちゃんは練習だけで理事長のテニスを見たことがないので、実力を知らないから、練習のときはラリーでも、かなり手を抜いてくる。ロブで繋いでくれるというか。

ミックスダブルスも出たことがないから、めちゃくちゃに打たれていることも知らない。

暴力的に打ち込んでくる男もいるし。何度か経験あるけど、対策は平行陣にして打ち込ませないようにすることだ。

男ダブみたいに、あっと言う間に終わってもいいから、たまには平行陣でテニスがしたい。

ツカダクンと真逆。

ツカダクンは遠慮なく打ってくるタイプだから、練習でも普段からガツンと足元とかさ。

あれぐらい打ってくれないと練習にならない。


10万アクセスの話をしたけど、更にアクセスが伸びている。

何か検索に引っかかり、たまたま中を読んだら面白かったか、流し読みしてたか。

週末は増える傾向があるからな。

参加予定日を調整中のビジターさんが興味を持って読んでくれてたり。

太郎とか、読むのが好きなメンバーは時々読んでるみたいだし。

最近は面白い話題がない。

ただ、テニスサークルを通して、成長したことだけは確かだ。

今日かっつんに話をした。

あたしは実は、テニスが上手くなりたい気持ちを、意識して捨てた。

もっと勝ちたいという気持ちや、上手くなって人からバカにされないようになりたい、という気持ちを捨てた。

チクショー、コノヤロー、バカヤロー、なんていう気持ちを捨てた。

そんなものは邪念だと思ったし、上手くなりたいという気負いがある人は面倒くさい。

もっと純粋に、テニスというスポーツと向き合うようにした。

人のことはどうでもいい。

自分は上手くなれなくても、人からバカにされても、八田さんからポイントとれなくても、サーブが入らなくても、トスが頭の上に落ちて人から笑われても、構わない。

なぜなら、それが試合だからだ。

自分の気持ちとの戦いだ。

自分が嫌いなテニスプレーヤーに、自分はなりたくないからだ。

下手な人を馬鹿にして、強い人にはヘコヘコ。

そういうサラリーマンタイプは社会人テニスには向かない。

部活って、もっと楽しいもの。

他の理事がよく言ってるように、人生を豊かにする趣味です。

自分が活躍できないから面白くない、というワガママは通らないのだ。

意識して、上手くなりたい気持ちを捨てると、上達した。

試合にも勝てるようになったし、技術も上がってきた。

道具なんかなんでもいい、新品のガットとグリップテープがあればいい。

そう割り切ったら、上達した。

ぜんそくで4ヶ月もテニスができなくて、ストローク以外ぜんぶ忘れてしまい、ふりだしに戻った時に、

「上手くならなくてもいい、あたしは一つずつ基礎技術を身につけるようにする。」

というふうに自分に言い聞かせた。

すると、上手くなった。

自分で考えた形式練習は、結局みんなのためになっているし、ボレー対ストロークはクロスでやると難しいが、3人で攻守それぞれ練習できるのが良い。フットワークの練習にもなる。

もう何年も日記を書いてきて、復習になったり、予習になったりしている。

理事長あまり、沢山やらないから。

去年バックサイド練習して、今年はフォアサイドの年なんだけれど、ぜんそくで練習が進まなかったから、続けてバックサイドの練習にしている。

試合で、役に立つ。

シングルスにもダブルスにも、役に立つ。

これからも余計なことを考えないで、試合を楽しみたいと思う。

試合の、あの緊張感がたまらないよね。


日記が人生を変える30の利点