週末とか。試合とか。教えてあげないとか。テニス中上級とか。

 

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ダブルスでサーブを打つ部活くん。

勝ちました!

ダブルスも相手との駆け引きあるから難しいね。

初めて組むのに2勝1敗。

最後は悔しかったけど、良かったと思う。


この週末はベースラインで粘る練習と試合をやる予定だったんですが、なぜかどこかのサークルが一気に入ってきたらしく、人が集まりすぎて和気あいあいモードになってワケわかりませんでした。

私もついに、「テニスは真面目にやりたい。」っていう人たちの気持ちを痛感しました。

こんなに回転かけてるのに、相手の女子が全員手打ちで当ててくるだけ。

さらに、左右に振ってるつもり。

あなた、知ってるつもり?

こっちはフラットの低いボールをしゃがみこんで打って行って腹筋つりそうになってるのに、観客の女性が、

「あなた、緩急つけなさいよー! 」

なんて言って応援してるもんだから、手打ちで緩急、

「変化をつける」

と聞くと、大変化を求めてロブとドロップ。

「回転かかったボールは真ん中に当てれば返る」

の法則である。

ラリー続けようよ〜泣きそうになったよ。

ベースラインで粘ろうっていうテーマで練習してるのに、またも1人でバコバコ劇場。

長い付き合いの女ダブ専門の女性が、

「すーごい回転かかってたよ。今日は目指したところに2回ぐらい入ったよ。努力してるもん。」

と、言ってくれたり、

久しぶりに会う男性が、

「別人かと思いました! 」

って言って、帰りに車の中で盛り上がりました。

が、そんなにがんばってる人なんかいないわけで、

結局、大人数での楽しんでる人たちって、つまり楽しんでる人たちだけである。

こっちは練習にならなくなっちゃうから、最後の最後でフラット打ち込んでコース突きました。

相手の女性はキメられて嫌な顔してたけど、

打ってこないからいけないんだもん。

私が怒るの当たり前だよ。あなたのためにコート代払ってるんじゃないからね。練習にならない。

昨日は、そういう女性が3人ぐらいいて死にそうになった。

どうすれば、わかってもらえるのかなぁ。。。

ま、気にしない、気にしない。

半年以上ぶりに会って「別人かと思いました。」という男性から、

「なんで回転かかるようになったんですか。」

とか聞かれたが、

「すーごい苦労したから教えてあげません。」

とか答えた。

ナチュラルスピンサーブが飛んで、コーチから「なんで肩が回るようになったんですか。」とか聞かれたが、

「すーごい苦労したから教えてあげません。」

と、答えた。

あの10月のトーナメントの時点でも、ぜんぜん飛ばなくてペアから泣き入ってたんで、「この人は無理かな」とか思われていたと思う。

「誰もできない回転サーブ」

入れてやりましたよ。

「みんなに自慢できる。」

コーチは、

「そんなの階段を一段上がっただけだ。」

とか言っていたが、

「その一段を、みんな上がれないんだから。何年やっても。」

と、自信を持って回答した。

テニスは、スタートラインに立つまでが大変。

体力つけるも何も、フラットなのに、体力消耗、の意味がわからない。

もともと走れないとか、何か根本的な原因がありそう。

昨日は肉体的にも精神的にも経済的にも嫌な気分の1日だった。

今の理事長は、みんなの気持ちが、わかる。

あんなんじゃ、練習にならないよ。

ゆるいボールを打ち込むのは、本当に大変。

女子のボールは腹が立つほど低い。

言いぶんがあって、

「女子のほうが展開は速いのよね。」

あのー

ロブでもなんでも、続けようとする練習してほしかったです。

飛ばないんだもん。

飛ばそうとする気合いを見せて欲しかった。


テニスというのはレベルの判定が難しい競技です。

数字で測れる競技はわかりやすくて良いです。

長距離ランナーなら10kmを何分で走れる、とか。

水泳でも100mを何秒だ、とか。

ゴルフならベストスコアとか、ボーリングでもアベレージとか。

野球のピッチャーにも球速があります。

そういうわかりやすい尺度があれば実力も目安がつきます。
ところがテニスはこういうものがありません。

PTRというレーティング制度が昔からあるにはありますが、
わかりにくくてあまり浸透していません。

一般にはテニス歴5年とか10年とかで判断したりもします。

しかし同じ5年でも、部活動で毎日みっちりやった5年と、
遊びで月に1~2回プレイした5年とでは全く違います。

テニススクールの初級とか中級程度、という言い方もあります。

しかし、これもスクールによって結構レベル差があるので、
あまり当てにはなりません。

テニスのレベルだけはやってみないとわからないのです。

うちのサークルでは男性は中上級以上、女性は初級以上と
レベルを区切ってメンバーを募集しています。

これはサークルがゲームが主体でやっているので、
あまりレベルが低いとお互いに楽しめないからです。
女性の初級はともかく、男性の「中上級」が曲者です。

大まかな傾向としてテニスが上手い人は低く自己申告をし、
下手な人は過大に自己申告をする傾向にあります。

高校大学とみっちりテニスをしてきてスクールのコーチなのに
「僕は中上級です」と言う人がいます。

そういう人にとって「上級」と言うのはプロに準ずるレベル、
つまりトップアマチュアクラスのことで自分はその下だから
上級と言うのはおこがましいと思うようです。

逆にスクール育ちの人はもう中級クラスでは上手い方だから
中上級でも良いんじゃないかな、と自己申告をしてきます。

当然この「中上級」には月とスッポンほどの差があります。

これまでサークルには多くの自称「中上級」がやってきました。

こちらは困惑しながらも本人の資質ややる気を見て判断し、
そのうち何人かは遺憾ながら入会をお断りしたこともあります。

断られる方もいやでしょうが、断る方も辛いのです。

ただコート面数にも限りがあるので誰でも彼でも
ウエルカムと入れるわけにもいきません。
では、うちのサークルで想定している「中上級」とは?

100m走なら11秒台、フルマラソンなら3時間。

ゴルフなら70台、ボーリングならアベレージ170。

トップアスリートにはほど遠いけど、初心者から見たら
「かなりやる」と尊敬できるレベルです。

テニスで言えば。

高校でレギュラーとして部活でやり、大学は体育会もしくは
真面目に練習するサークルで過ごし、
卒業後も定期的にテニスをしてきたような人。

または20代からテニスを始め週3回、きちんと練習をして
試合にも挑戦してキャリア10年以上という人。
うーん、でもやっぱりやってみないとわからないですね。