2016年12月3日 練習会

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風もなく暖かい12月の真昼。久しぶりにコートが当たった。

11時〜13時の前半と、13時〜16時の後半、みっちり4時間の基本練習。

前半は、キャプテンのエアケイ、キャプテン以上の体育会くん、最年少ニューフェイスのヤングくん、それから理事長、の、4人で練習しました。

今日は来てない部活くんが、体育会くんが来てる時には理事長いじりをしないばかりか真面目に繋ぐショットを練習していたという事実が判明した。

🤔

エアケイがひとこと。

「しょうがないやつだなぁ〜(笑)」


さて、今日はなぜかラリー練習を重ねました。

エアケイと体育会くんは相変わらず。

この1年ストローク練習を重ねた理事長、だんだんタイミングが合ってきて、ようやくトップスピンの練習メニューにストレスを感じなくなりました。

つくづく、コーチは偉大だった。えらすぎる。それに耐えた理事長は、自覚はないが、コーチの想像をはるかに超えた上達をしたそうです。

テニス久しぶりなヤングくんは西日本で高校生県大会出場レギュラーだった子だけど、しっかりシングルスができていて、思いっきり打って行ってくれて、うれしかった。何かのキッカケでタイミング合ってくると思うので、練習メインよりも、しっかり試合に出て行くとブランク戻ると思います。

  1. クロスラリー
  2. ストレートラリー
  3. フォアハンド5本打ち
  4. ストイックなカゴ練習
  5. サーブ
  6. チャンピオンゲーム

でした。お疲れ様でした。


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後半は神和住純と法政大学体育会インカレ選手たちのイベントレッスンを受けた。

エアケイのノリでエントリーしてたけど、体育会くんとヤングくんは時間の関係で上がり、エアケイと理事長の2人。

子どもの頃にテレビで見ていた神和住純は、ウインブルドンに出ている。今は重鎮で、超えらくなってるに違いないが、超テニスうまいおじいちゃんだった。

しかも理事長と同じトアルソンのスプーン310gを使いこなしていた。

神和住純が打つと、飛ぶし伸びるトアルソンのスプーン。

理事長が選んだラケットは、間違いじゃなかったと思って、感動した。年が明けたら自信を持って使おうと思う。

練習メニューは、いつもトップスピンや朝霞でやってる基礎練と同じだけど、ボレーの解説とボレーのド基礎練習からスタートした。

ボレーから始まりストロークを経てダブルスの試合で終わった。

トップスピンはストロークメインだから、新鮮だった。

  1. ボレーボレー
  2. 球出しからのボレー(フォア・バック)
  3. ボレスト(生徒側がストローク)
  4. ボレスト(生徒 対 生徒)
  5. ストローク(ネットの真ん中、低いところを通す練習)
  6. ストロークで的当て(センターのいちばん低いところに風船を付けて、当てたり風船割れば神和住純から飴ちゃんもらえる。)
  7. サーブで的当て(センターのいちばん低いところを通す練習。やっぱり風船を割れと言われる。)
  8. ダブルスの試合、ポイント練習

でした。

すごかった。

神和住純は練習の鬼だった。

優しくて、とてもいい人だった。

インカレベスト8の選手からも、たくさん教えてもらいました。


事件は出だしに起きた。

ストロークとサーブの練習ばかりでボレーはダブルスの試合でぶっつけ本番、体当たりしかやってなかった理事長が、なんと、神和住純から手取り足取りフォアボレーのラケットワークを教わる。

神和住純が理事長の体当たりを再現し(そっくり。イメージ通りの体当たりだった。)

「今こうやってるでしょ。ここでラケットを、こう出すんだよ。やってごらん。」

と、言って、やって見せてくれた。

あら不思議。

こんな感覚、初めてだ。

急にボレーが飛んだ!!!!!

後ろに並んでた男の人たちが、

「すげ〜! うまい!! 」

え?

まさかそれは、ナイストライ女王の異名を持つ理事長のことでしょうか???

えー

バックボレーのときにアシスタントみたいな少年が、つきっきりで教えてくれたんですが、

少年 「バックボレーは難しいです。たくさん練習しないと打てないんですよ。フォームはすごくキレイなので、球出し練習たくさんやると、いい線いけると思います。」

え????

フォームがキレイ?????

まさかそれは、そこらじゅうでイジられているトップスピン理事長のことでしょうか?????

えー😱

この少年が今年のインカレベスト8の選手だと神和住純から聞いた。

シングルスでインカレベスト8。

おとなしくて礼儀正しく体も細身で声も小さいし、とても体育会には見えなかった。

理事長が学生の頃までは、体育会や体育大学というと抑圧された特殊な生活で世間知らずでフツーじゃない人のレッテルを張られたものだったが、時代は変わった、のだろうか。


次に、ストローク・バックハンドから。

理事長が、ゆいいつ自信のあるバックハンドトップスピンである。

神和住純から、ときどき後ろ足が勢いで浮いて前に出ることを指摘され、後ろ足が軸足だと教わって、理解する。

理事長が、前足を軸足だと勘違いしていたことが、ここで発覚した。

コーチやしおださんたちから「軸足浮いてる」と言われても飲み込めなかった理由が、ここで発覚した。

前足に体重移動するのをやめた。

あら不思議。

いきなりバックハンドでダウンザラインが入りまくる。

神和住純が、「飲み込みが早いね。いつも何を飲んでるんだい? 」

と、理事長をイジりだす。

えー

やっぱり??

イジられ慣れているので、

理事長 「ビールとコーラでーす」

神和住純 「飲み込み悪いだろ。焼酎にしなさいよー」

理事長  「コーラ一気いけますよー」(自慢)

神和住純 「だからアウトするんだろー」

理事長  「いや、今のは面が…」(ガチ)

神和住純  「面を返さないと!!! 』(ガチ)

さすがに神和住純のイベントだったから、他の生徒さんたちがふざけるっていうことがなかったので、真のカリスマだ、と思った。

理事長は、いつも、こういうキャラにされる。

いっしょうけんめい練習しているけど、練習不足、丸出し。

イジられキャラ。

つらい。

よくムードメーカーというけど、本人は嫌がってる場合のほうが多いと思う。

みんなを楽しませるためにテニスしてるんじゃないから、テニスぐらいはイジられないようになりたい。

お正月が来ると3年目になるから、今の中途半端じゃなくて、泣く子も黙るようなショットが打てるようになりたい。

神和住純から、

「毎回インパクトで面を返せたら、誰も苦労しない。プロの課題だもん(笑)」

と、聞いた。

ほら、ね。

つくづく、トップスピンやってて良かったと思ってた。

変な癖もついてないし、フォームがキレイと言われて驚いた。

よく試合で言われてたり、トップスピンでもkcourtちゃんからフォームがキレイだよね、っと言われてたけど、

理事長は、イジられすぎて根性が曲がってしまったか、

「なぐさめは、よして頂戴。」

と、本気で思っていた。

コーチから、「ベースラインやっていくなら、いろんなコートで練習したほうがいい。」と、先週、言われたんだけど、納得した。

理事長も、危うく「ハードコートの人」になってしまうところだったんだろうか?

感謝、感謝。


そのころエアケイは、神和住純から、ボレーの手打ちを矯正されていたんだそうだ。

テニス歴2年目の理事長が「ボレーのフォームはすごくキレイ」とインカレベスト8の選手から誉められているのに、テニス歴30年目のエアケイったら、

ボレー

両サイド

手・打・ち。

😅

ボレーもストロークのように腰を切るだけなんだけどね。


最後にフォアハンドストロークの時間が来て、両手打ちの理事長は、イジられるか何か言われると思って、緊張していた。

インカレ選手の球出しからのトップスピン打ち込み練習。

「もっと押すんだよー」

という神和住純の掛け声、そして、神和住純がエアケイに、「フォアハンドも両手なんだね。」と、話しかけたのが気になった。

エアケイは両サイド片手打ちの優等生だから、両サイド両手打ちの理事長は、一緒にいて、いつも恥かいて悔しい思いして、開き直っている。

エアケイ 「あー、こっち両サイド両手なんですよ。」

神和住純 「いいね、いい、いい。こういう選手よくいる。」

えー????

😱

いま、いいって言った? いいって言った? よくいる選手、って言った???

そ、そ、それは、、、、「大人からテニス始めたのに、なんでフォアが両手打ちなんだ。」と、足立区全域からイジられて埼玉県のテニスクラブまで避難した理事長のことでしょうか?????


最後にサーブとリターンからのゲーム形式。

理事長ストローク。

うしろに神和住純つきっきり。

誉められたので、いいとこ見せようとして、ノる!

が、いつものアレを、やってしまったんである。

「咄嗟に下がりきれなくて、ライジングで片手打ちしてパニクる。」

あーあ。

またかよー。

神和住純  「仕方ない仕方ない。よく来るからね、ああいうボール(笑)」

まぢ?

やっぱり?

よく来ますよね??

よかったー

毎回しっかり腰を落として返球するようにしたい。


エアケイは、ストロークとサーブで的当てに成功するも、風船がまったく割れず、神和住純から

「パワーが足りねーんだよ! !! 」

と、ゲキを飛ばされていて、笑えた。

神和住純からゲキを飛ばされる、っていうのは、松岡修造からゲキを飛ばされることの100倍以上の価値がある。

つくづく、トップスピンやってて良かった。


さらには、エアケイは、神和住純から「ストロークがうまい。」と、誉められていた。

「今は打点を一ヶ所で打っているでしょう。打点を3ヶ所にするといいよ。少し上、今の場所、少し下。打点を3ヶ所にすると、技術が楽しくなる。」

と、アドバイスを受けていた。

「技術が楽しくなる。」

ゲームばかりじゃなくて基礎練習の習慣を付けよう、なんて堅い話もしていたが、

最後に神和住純が言った言葉は、

「テニスは楽しくやっていればいい。あなた、いいキャラクターしてるから。」


最後のダブルスの試合ではインカレベスト8の選手からスライスサーブを教えてもらった。

やっと肩が回るようになった理事長は、自分のサーブに不安がある。コーチは、「グリップの握りを頑張ったから」、ナチュラルスピンやナチュラルスライスがかかってるのが良い点だ、と言っていた。

でもまだ、全然ダメ。

ストロークにかかりっきりで、サーブは、あきらめつつある理事長。

でも、せっかくだから意見を聞いてみた。

これはトスとか打点とか、サーブいろいろ、おかしくないですかね。

インカレベスト8の選手は、

「サーブは難しいから、仕方ない。スライスサーブがいちばん簡単だから、こうやって、こう、振ってみればいいんじゃないですかね。今は上に向かって打ち上げてるから。」

理事長、言われた通りにやってみる。

入った。

果たして、スライスサーブになったのか??

インカレベスト8の選手が言うには、

「それで合ってます。」

しばらく、このサーブを練習することに決めた。


ラストゲームのとき、ぜったい最後はパッシングショットで「カモン」決めるぞ、と思って頑張った。

絶好球キターーッッ

理事長、いつも練習しているフォアハンドのパッシングショットで前衛のバックを抜きダウンザラインを打って

カモーーーーン!!! (人生初。叫んでみた。)

インカレ選手たち 「まだまだまだまだ!! まだ早い!! 」(ガチ)

後衛がカバーに走っていたんで😅💦

インカレベスト8の選手が、「気持ちわかるんですよ僕もやるんですけど、あれ決まらなかったら失点になるんで。」

エアケイ 「そうなの? 」

理事長  「セリーナが叩かれてたやつだよね? 」

インカレ 「決まる前にカモン言っちゃったら相手選手の妨害になって失点になるんです。」

インカレ 「相手がボールに触ってたら相手のポイントです。」

ベスト8選手 「気持ちいー! っていうの、わかるんですよ、僕も、よく、あるんですよ。審判から違反取られるんで…相手選手の妨害で…」(目がマジ。)

みんな、人の子だね。

それよりなにより、みんな真面目だった。

理事長てきには、たんなるノリだったんだけどね。

よくいる選手と悪ノリは紙一重だ、ってことか。

理事長の悪ノリがインカレ選手に通用するとは。

気持ちいい掛け声って大事なんですよ。

スポーツなんで。


っていうわけで、4時間もハードに練習してクタクタ。

4時〜5時もコート取れてたんだけど、さすがに疲れて、お腹すいて、あきらめた。

神和住純のイベントレッスンは50円だったから、

今日きてたヤングくんはトップスピンよりこっちに入ったほうが良かったんじゃないか、

とか、

体育会くんが来てれば風船たくさん割っただろうね(いつも通してる一番低いところ)、もっと盛り上がってたよね、

とか、

渋谷で働く営業くんが今日来てたら渇きが潤っただろうね、

とか、いろんなことを話しながら解散した。

理事長もエアケイも、イジられキャラで悩んでいる。

特に理事長は、どうしようもない。

これも家系だから仕方ない。

でも今日は、良かったな、と思った。

トップスピンやってて、良かった。

つらいことがあったけど、続けてきて良かった。

3年目も頑張ろうと思う。