5、 その瞬間には意味がないと思っていたことが点と線で繋るようになる。

エコーズ、知らない人いるんですね。

80年代のバンド。

ボウイは知ってる?

氷室京介がカリスマで圧倒的な人気で。

ユニコーンぐらいまでは聞いたことある感じなんですかねー

エコーズっていうと、地味系の女子が聞いてましたよね。オールナイトニッポンが人気だった。

変わり者で負けず嫌いなタイプの人がエコーズに心酔していた。

「私ちょっと、他の子と感性、違うでしょう? 」

っていうタイプの面倒くさい人が聞いていた。

別にアピールするようなことじゃないし、面倒くさい集団だなと思っていた。

理事長ですか?

マッチファンだったから関係なかったけどね。

暇つぶしに聴いてました。ひととおり。

ラジオは説教臭くて面白くなかった。

友達と話が合わなくなっちゃうから、面倒くさくても情報を入れてましたが、女子高生も大変だよなー

結局さぁ、辻仁成って中山美穂と結婚したじゃんか。

エコーズファンって、テレビに出るアイドルを否定してたわけだから、

お!

って思ったね。

エコーズとか言っても結局、ただの人じゃん。

中山美穂と結婚してから辻仁成は好きになった感じかなー

理事長は、キラキラしているものが大好きだ。

キラキラ輝いていて、遠くで光っているものが好きだ。

だがしかし、新しい恋人が出来て家を出て行ってしまい、辻仁成が元の辻仁成に戻った。

なかなかの独りよがり。

表現クサいのとかにも慣れてるんで、よく流し読みしている。

日記に出てくる長男が生意気で面白い。

親があんなだから、子どもはしっかりするんだろうなー、という目でみている。

最近では、長男の受験勉強と日仏の大学入試制度の違いについて親子ゲンカする回なんか、面白かった。

長男の面倒くささが、じゃあ教師にでもなれよ! というレベルで笑える。

成長した長男が近所の小学生に算数の問題を作って教えてやってたりなど。

一人っ子で母親が不倫して家出しちゃってるから、グレるんじゃなかったら、そういう方向に行くよなー。

結構あるあるなんだよ。家庭環境が悪いと教師みたいな仕事に就きたがる。

 

※ 滞仏日記(辻仁成)


日記と向き合ってよかった点を数えたら30もあった。
1、 記録と記憶のデータ文庫になった。
2、 自分を正確に振り返ることが出来る。
3、 何でもない日常の中に数多くの人生の教訓があることを教えられた。
4、 普段なら忘れ去るようなことが文章にすることで尊い意味になった。
5、 その瞬間には意味がないと思っていたことが点と線で繋るようになる。
6、 常に頭を動かしているので脳細胞が衰えない。
7、 自分が何を考えているのかを知ることが出来た。
8、 嫌いだった自分を認めるきっかけになる。
9、 己の弱点を知った。
10、 過去の経験が参考になり、パターンに陥らないようになった。
11、 日記が次の目標や未来への大きなヒントを与えてくれた。
12、 失敗を恐れないで済むようになった。
13、 思考力の筋トレ効果。
14、 想いを吐き出すことで、心が毎日浄化されていった。
15、 自分の心の痛みの中心部を見つめることが出来た。
16、 その解決策も見つけることが出来る。
17、 なんとなく精神的健康を手に入れた気分になる。
18、 ストレスを発散することが出来る。
19、 ブレインストーミングになる。
20、 過ちの軌跡を辿れるので同じ過ちを繰り返さなくなった。
21、 一筆書きのようなものだから、クリエイティブ力がついた。
22、 一年を無駄に過ごさずに済む。
23、 仕事じゃないので、自由なこと、言いたいことを書ける。
24、 何よりも、持続力がつき、その結果、自信がわく。
25、 日記はそれを書いた人間の偉大な作品だ。
26、 自分の行動原理を分析することが出来る。
27、 毎日をしっかりと終わらせることが出来る。
28、 混乱したヴィジョンを整理し、一つのアイデアに集約出来る。
29、 何よりも書き続けることが楽しくなる。
30、 自分を応援したくなる。


もっとあるのだが、パッと思いついたものを羅列するだけでもこんなに利点があった。時間を奪われる、面倒くさいなど、デメリットもあるだろうが、圧倒的にメリットの方が多い。これらの中でも一番大事なことは日記を書くことで今日という日の自分に決着をつけ、その結果が良くても悪くても一定の納得を得られること、そして後悔や苦悩を明日に持ち越さずに済む上に、最終的にささやかな心の安寧を掴むことが出来るのだ。人生は生まれて死ぬまで一直線だが、流してしまえばそれで終わってしまう一生も、その人生をきちんと見つめることで自分の所在を知り、自分の今を確認し、自分の未来への大きな指針を手に入れることが出来るのだ、ということを日記が教えてくれた。人との関係性など、人間は生きているだけで苦しくなる環境の中にいるが、その時々で、自分がどう行動したのかを把握できれば、少なくとも負のループに毎度引きずり込まれることはない。人生の意味や答えは実は自分の中にこそ存在する。